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熊本旅行(その1 刃物工房編)

職場の人と3人で。

 

まず伺ったのが刃物工房。

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魚釣りが趣味で、釣った魚をさばくのも楽しみとしている先輩が

どうしても来たかったところ。

 

少々緊張しながら中へ。

 

必要最小限のスペース。床は土間打ちで少々薄暗く、年季の入った道具がたくさん。正面奥と左の戸棚には研磨前の刃物がズラリとあって、大きな研磨機のガラガラガラガラっと回る音が響いている。

 

店主さん(お師匠さん)とお弟子さん(30前後くらいの方)のお二人。

 

この道65年のお師匠さんの話。

刃物に対する情熱。ご自身が作られた包丁への愛着や量産型のものとの違い。

“炭を使った炎”で焼くことに拘っていることや、その他工法について。

 「うちのものは2代3代と使えるけど、買い替えることもないから儲からない」と苦笑いをされていた。

 

先輩が購入する包丁の最終研磨を生で見させてもらう。

 

まずはお弟子さん。

刃先を凝視。箇所を確認して研磨。その後お師匠さんに見てもらい、「ここ・・」と指摘され再び研磨・・・の繰り返し。お弟子さんの手つきも相当なものと思われる。

 

切れ味を試すのに使うのが新聞紙。

 

右手に包丁、左手にその新聞紙。

両腕を体の前にして、包丁を目の高さから下へ。軽く引きながら。

素人の自分からして、今のままでも相当切れ味がいいようにしか見えない。例えが難しいのですが、包丁の刃が当たる前に切れていくような感じ。しかし、お師匠さんはなかなか認めない。

 

お師匠さんに交代。

刃面をいろんな角度から凝視、研磨、新聞紙を繰り返す。

 

最終的には殆ど力を入れず、包丁の重みだけに頼る感じですぅっと切れる状態になった。

もう芸術品である。正に職人技。

 

この間1時間ぐらいだろうか。いい話、いいものを見させてもらった。

確かにいい値段ではあるが、先輩はご満悦。

 

 

「良いものを永く使う」

 

 

うん、素敵だ。

 

 

 

続く。